• ママと赤ちゃんの笑顔を守るために

赤ちゃんの眠り研究所(通称:あからぼ)の歩み

うぶ声期 ー 代表理事・清水の夜泣き体験

赤ちゃんの眠り研究所をつくるに至った経緯の大元をたどると、私(代表理事・清水)の夜泣き体験にまでさかのぼります。

 

非常によく寝てくれる手のかからない子だった娘。「育児なんて、楽勝♪」と思いかけていた頃、それは突然始まりました。生後6ヵ月になった娘が、ある日突然、1時間おきに泣くようになったのです。母乳不足感があった私は、娘が泣くたびに授乳して寝かし、授乳して寝かしを繰り返しました。そうこうしているうちに、その2週間後には、1時間ごとの泣きに加えて、朝方4時から6時まで、今度は授乳をしても寝てくれない時間帯が週に2,3度はさまるようになりました。

 

「これが噂の夜泣きか・・・時期がきたらおさまるはず」

 

と、最初は言い聞かせていたものの、睡眠不足が2ヵ月も続いた生後8ヵ月のある日。日中、オムツ替えをしようと寝かせたところ、娘がくるっとひっくりかえって、ハイハイで逃げだそうとしました。育児の場面では、本当に日常的にみられる赤ちゃんのこの行動。なのに私の中から突如、抑えきれない怒りの気持ちが湧きあがってきました。

 

「こんなに頑張って子育てをしているのに、あなたはオムツ替えすら協力してくれないの!!!」

 

と。そして私はあろうことか、娘の足をグッと引っぱり、力づくで押さえつけオムツを替えたのです。その瞬間、2人きりの静かな家に、生まれてこのかた聞いたこともないほど大きな、腹の底からの泣き声が響き渡りました。その瞬間、私は凍りつき、娘と一緒に泣きました。初めて、自分と虐待を身近に感じた瞬間でした。  

 

当時、「夜泣きはいずれおさまるから、それまで我慢して乗り切りましょう」というアドバイスがほとんどでした。しかし、生後8ヵ月のときのその出来事で、「我慢」だけでは何も解決しない、このままではいけないと、夜泣きに向き合う覚悟を決めたのでした。

 

夜泣きについて調べてみると、夜泣きと生活リズムの問題が1980年代から取り出さされていることを知りました(ざ・おむつ, 1986)。そして、生後11ヵ月半ば、意を決して生活リズムを整えたところ、約半年も悩まされた夜泣きが、たったの5日間で終わってしまったのです。

 

その後、子どもの発達全般について学ぶため、保育士の資格を取得。子育て中のママたちへ赤ちゃんの眠りについてをもっと知ってほしいと、2010年1月から夜泣き専門保育士として活動を始ました。

 

いまは、もっと赤ちゃんの眠りのことを学びたいという思いが強くなり、研究の世界へ足を踏み入れ、2011年から大学院で研究を続けています。

お座り期 ー 任意団体として活動をスタート

個人での活動が進めば進むほど、悩んでいるママが想像以上にたくさんいて、ママの睡眠不足が、産後うつや虐待、少子化といった大きな社会問題にもつながっていることを、大学院での研究や講座で出会うママたちを通して日々実感するようになりました。

 

「夜泣き」を各家庭で解決すべき個人の問題ととらえるのではなく、社会全体で子育て家庭を支えていく仕組みや、サポート体制が重要ではないかと考え、私一人ではできなくても、みんなで力をあわせればできることもあるのでは、と、2014年1月に任意団体を設立。しっかりと地に足のついた、地味だけど信頼性の高い団体になれるよう、スタッフともども、努力を重ねているところです。

事務局スタッフミーティングの様子

ハイハイ期 ー 特定非営利活動法人として社会へ

現在、NPO(特定非営利活動)法人化に向けて、準備をすすめています。


さらにたくさんの人の手を借りながら、「赤ちゃんの眠りを大切にすることはもちろんのこと、大人である私たち自身の睡眠も見直し、大人も子どもも健康で笑顔があふれる社会」になることを願って、活動を進めていきたいと思います。

 

まだまだスタートして間もない団体ですが、一生懸命ハイハイしながら、皆さまと共に成長していきたいと思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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